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大型自動二輪免許取得方法「一発試験」「指定自動車教習所」

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大型バイクとは・・

400cc以上のバイクのこと
18才以上で大型自動二輪免許を取得している場合に乗れる最大のバイク

このサイトをみているという事は皆さんも「大型バイクに乗りたい!」や「大型自動二輪免許を取得したい!」という気持ちがある方々かと思います。

かく言う私もそのひとりで、平成27年に大型自動二輪免許を取得しました。

大型バイクのメリット

・どんな種類のバイクにも乗れる。
・中型バイクだと大変だった遠くにも行けるようになる。
・馬力があるので坂道などがラクラク。
など・・

私も当初普通自動二輪免許を取得しており、大型バイクの父と(私は250ccのバイクで)伊豆の峠にツーリングに行ったんですが、坂を登る時や高速道路を走る際に大型バイクについていくのが本当に大変で「これはツーリングを楽しむ為にも大型バイクの免許を取って大型バイクに乗ろう」と決めました!

ここでは、大型自動二輪免許の基本的な概要から私の合格した際のノウハウについても書いていこうと思います。

大型自動二輪免許の取得方法

・指定自動車教習所での教習
・運転免許センターでの”一発試験



指定自動車教習所での教習

技能時限数
<普通自動二輪免許所持の場合>
1段階・・・5時限
2段階・・・7時限
合計12時限(学科講習なし)

<普通免許所持の場合>
1段階・・・14時限
2段階・・・17時限
合計31時限(最短)

普通自動二輪免許が無くても大型自動二輪免許を取得する事は可能ですが多くの場合、教習所の方で普通自動二輪免許の取得してから大型自動二輪免許の取得をオススメしています。

因みに、教習所の場合ですと“通いでの教習”“合宿での教習”の2種類があります。

通いでの教習だと学校に行きながら、バイトをしながら、仕事(家事)をしながら取得することが可能です。
また、合宿での教習だと、同じ志(大型二輪免許を取りたい)を持っている方と泊まりがけで教習を受けるので、仲良くなっていくことでその後のツーリング仲間になったりする場合があります。(通いでも講習は複数になる場合も多ありますので仲良くなれる場合はあります)

金額的な面

<某S教習所の例>(H30年3月現在)

通いでの教習
普通自動車免許所持の場合     ¥192,000(¥207,360)
普通自動二輪免許所持の場合     ¥99,000(¥106,920)

 

合宿での教習
時期によって金額が2種類あります。
普通自動車免許所持の場合     ¥161,000(¥173,880) or ¥205,000(¥221,400)
普通自動二輪免許所持の場合     ¥95,000(¥102,600) or ¥115,000(¥124,200)

上記の内容を見て分かるように時期によって合宿の方が安く収まる場合があります。
因みにS教習所では“合宿での教習”の料金には教習所までの往復費と宿泊費(3食含む)なども含まれているとの事です。普通自動車免許所持で約2週間、普通自動二輪免許所持で約5日間。

時間的余裕があれば旅行気分も兼ねて、遠くの教習所に合宿で行くのもいいかもしれませんね。


〜大型自動二輪免許取得の流れ〜

●指定自動車教習所での教習

入校
第一段階
第二段階
卒業検定
卒業

卒業後はお近くの運転免許試験センターに行き適性検査を受けて大型自動二輪免許の交付になります。

一発試験

指定自動車教習所での取得方法以外に大型自動二輪免許を取得する方法。
免許センターに直接行き学科試験・実技試験を受けること

因みに私自身、普通自動二輪取得後数ヶ月以内に大型自動二輪の取得を行いました。
冒頭の方でお話した様に「今後遠くにツーリングして行くのに大型バイクの馬力の必要性を感じた」というのも理由にありますが、もう一つの理由に「1年以上乗ると癖が出てきてしまう」と言われているのがあります。

(これは二輪車に関わらずですが)普通自動二輪免許を取ってからバイクに乗り続けていると「自分なりの運転」に少しずつなってくるので、教習所で教わった基本に忠実な状態で大型自動二輪免許の試験を受けた方がいいとされています。

また、普通自動二輪免許を持っていなくても大型自動二輪免許の試験を受ける事は可能ですが、いきなり大型バイクを運転するというのはテクニックかつ感覚を掴むのがとても難しいです。教習所での普通自動二輪の教習の時には400ccを使って周りますのである程度大きなバイクの運転の感覚を掴むことが出来ます。
ですので、個人的には普通自動車二輪を教習所で取得して、なるだけ早く一発試験に挑むのをオススメしています。

まずは一発試験の概要についてお話しします。

一発試験概要

・合格率5%
・筆記(90/100点で合格)/実技試験(70/100点で合格)
・受付が平日の午前中(千葉県の場合:午前8時30分から9時まで)
・筆記試験、事前審査、技能試験(普通自動二輪免許所持の場合、学科試験免除)

 

筆記試験

筆者は普通自動二輪を取得後に大型自動二輪免許の一発試験を受けた為、免除でした。

・マークシート記入式
・国家資格なので事前勉強なしでの合格は難しい・・

 

事前審査&技能試験

実は一発試験と言っているのですが、実際には事前審査を受けてから技能試験の予約を入れますので、2回免許センターに行くことになります。

事前審査【内容】

・750ccバイクの引き起こし
・八の字の手押し
・センタースタンドを立てる

事前審査【必要なもの】

・運転免許証
・乗車用手袋(軍手・指先の空いている手袋)

実際に私の知人のバイク屋のおじさんは軍手を持って行って一度断られたことがあるそうです。

事前審査はバイクに乗車しませんのでヘルメットは不要です。
また、靴はハイヒールやサンダルなどは不可とされています。

私の時は私を含め3名でした。
”引き起こし”は出来ましたが個人的には慣れていなかったので大変でした。

事前審査が終わると、実技試験が行われている最中で見学しに行くことが可能です。
※実はこの見学しに行くというのが重要です。

私の体験談

まず、コースがA・Bあり実技試験の少し前にどちらのコースを走行するか指定されます。そのコースが書かれた紙も貰えるのですが実技試験の待合室のボードにも記載があります。
(因みに幕張の試験場の待合室はプレハブ小屋みたいな作りでした。)
そしてコースでは今まさに”一発試験”中の方々が順々に走行しています。
やはり低い位置から見ると分かりずらいので、近くの高い位置からのチェックがオススメです。
何をチェックすると良いかと言いますと・・

チェックポイント

・試験官が見ている場所(試験官の立ち位置)
どのタイミングで試験官が双眼鏡で入念にチェックしているか

以外と見落としがちな事ですが、合否の判断をするのは全て試験官一人です。
その試験官が意識しているポイントをチェックしてまとめてコースの紙にメモしておく事をオススメします。

もちろん、基本的な箇所も抑えていてください。

・試験を受けている方のウインカーのタイミングやブレーキのタイミング
・試験官に「戻って来てください」と指示を受けている方の動作
・コースの順路

コース内では2台ほど同時のタイミングで走っています。
(なぜか観ているだけで緊張しました・・)

また、待合室では技能試験を終えたばかりの方々がいます。

ここも重要です。私が受かった大きなポイントがこの待合室です。

最初は技能試験を終えた人同士で話していたのですが、そのうち事前審査を受けた私たちとその方々との話になりました。

ここが大きかったのですが・・

その中の人に、その部屋のホワイトボードを使って約20分の即興の講習をして頂くことが出来ました。「ここでブレーキランプを2回点灯させたほうがいい」とか「ここのタイミングでウィンカーを点灯させる」といったことを教えてもらいました。
さらにはその方が使っていた念入りにメモしてあるコースの紙を写真に撮らせて貰うだけでなく、紙自体をもう使わないからと貰うことが出来ました。

何が言いたいかと言いますと・・

技能試験をしている方々は「どうしたら受かるか」自分なりに考えていたり、事前に受けられる有料の講習を受けてノウハウを持っているんです。
しかも、実は技能試験で合格した人が審査官の指示を受けて”待合室”に残されるのです。
なのでここにいる方は「合格するためのノウハウ」を知っている方々なのです。
ですので、あなたが人に声掛けるのが苦手な方なので無ければ、積極的に話し掛けてください。

私が貰った紙のメモに「ここでブレーキランプを2回」とありましたが、実際にブレーキを2回踏まなくても減速できるのにあえてそうするらしいというのも書いてありました。そういうノウハウを知っているのです。(因みにこの方は今回で11回目の試験だそうです。その節はありがとうございました。)

人によってはコースを歩いて見れる講習に参加するのをオススメしていますが、普通自動二輪を取ったばかりで走行の感覚が残っているのであれば歩く必要は無いと思います。

技能試験の費用は以下の通りです。

技能試験費用

試験手数料:約3,000円
交付手数料:約2,000円
取得時講習:約15,000円

因みに私は1回で受かることが出来ました。(自慢です笑)

技能試験

必要なもの
・フルフェイスのヘルメット
・バイク用手袋(半袖などはNGです)
・技能試験費用。約15,000円(2万円持っていけば間違い無いです)

技能試験は背番号を付けて順番に呼ばれるので外に出て、コースに置いてある大型バイクに順番に跨って行きます。そしてAかBのコースのどちらを走るように指示されますのでその指示に従って障害物のあるコースを走行して行きます。

個人的には波状路は普通自動二輪では走らないので難しかったです。
また、走り出しの最初の直線でバイクの馬力やクラッチの感覚などを掴むように走る事をオススメします。

(私は当時、波状路走行中の半クラッチの感覚が分からずエンストしたのですが、そのまますぐにエンジンを掛け直して受かりました。)

技能試験の障害物

・直線狭路(一本橋)10秒以上
・スラローム/7秒以内
・クランク
・S字
・急制動/40キロ以上から:晴天時11m(雨天時14m)
・坂道発進
・波状路/5秒以上

走行し終わって試験官のいる2階に行き総評を聞き「では、待合室で待っていてください」と言われたら合格です。
(私は当初知らなかったのでずっと「受かっているのか」「ダメだったのか」分からずソワソワしていましたが、後から来た人同士が「いやー受かってよかったですねー」と言っていて知りました・・)

私の時は20名程度の参加で3名の合格でした。

合格したら、あとはそのまま免許センターで免許証の更新手続きです。

当日中に更新は完了します。
受け取った免許証には”大自二”という記載が追加されています。

さいごに・・

わたし自身、大型バイクを持ってから色々な景色を観る事が出来るようになりましたし、感じる事が出来ました。

合格後は是非ツーリングをして日本のバイク業界を盛り上げて行きましょう!

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